チームコンディショニング

コンディションの良い会社の5つの条件

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はじめに

アスリートやスポーツ選手がケガをしたときに、治療やリハビリを行い、痛めた部分を回復させながら、できる範囲で練習や試合に出ることをサポートするのが、スポーツコンディショング。
アスリートの身体と同じように、会社の経営にも「営業活動がうまく行かず売上げが減ったり」「得意先がつぶれたり」「資金的に苦しくなったり」「顧客からの要求が厳しくなったり」「急に人材が辞めてしまったり」「信頼していた幹部が顧客と共に会社を出て行ったり」このようなアクシデントや不調があって当然です。

経営が不調の時に、一時的な売り上げアップを行う「過大広告」や「煽る営業」など、表面的で少しズレた、対処はたくさんありますが、根本的な解決方法を目指すなら、一緒に働く仲間達と一緒になって解決に向けた取り組みこそが、経営の基盤を強化し「どんな不景気の波」や「大きなアクシデント」が来てもビクともしない企業体質を作り上げることが出来て、人が成長する基盤なのです。では、一緒に働く仲間と共に強固な企業体質を作り上げるために、ぜひ知っておきたい、コンディションの良い会社の条件である、社員が自立的に動き出す「ワクワクする職場環境づくり」や「社員のやる気スイッチ」「成長ループの仕組み」「失敗を歓迎する」「社員満足度№1のつくり方」などをお届けしたいと思います。

条件①ワクワクする職場環境づくり

儲かっている会社の雰囲気とは、非常に気持ちが良いものです。
皆さんにも経験ありませんか?
しかし、何やら不穏な空気感が漂うお店…飲食店であれば、ホールのスタッフには笑顔が無く、姿勢も悪く、覇気が無い、お客様への気遣いも出来ていないので、呼ばれるまで分らない、呼ばれた時の対応に「お客様への配慮が無く」返事が無かったり小さな返事だったり、お客様の顔を見ずに受け応えする始末。こんなお店で食べるお料理は、美味しく感じないですよね!せっかく作ってくれたお料理だけどね…とはいうもののホールという場所はお客様から見える場所でもあるけど、中の厨房なんかお客様からは何も見えない!見えないことをいい事に、先輩社員からのパワハラ・セクハラが横行しているのも事実も!

これは、なにも飲食店に限ったことではなく、通常の会社であっても同じことが言えて、普通の事務所にはそれほど頻繁に来客がある事もないので、飲食店の厨房と同じような場所として考えられます。このようなインサイドの場所では、一人一人がしっかりルールを守ることが大切ですね。しかも、そのルールとは「社会人として当たり前のルール」や「職場としてのルール」に加えて、この場所、この職場を楽しい場所にするためのルールが必要です。

 

条件②笑い声が絶えない職場のルール

会社や職場にあるルールは、常に仕事をする為のルールで、職場を楽しくするルールなんて聞いたことないよ!と思われるでしょう。確かに会社には多くのルールが存在します。その代表的なものが「就業規則」というものです。そして、求人広告に載っている「労働条件」という項目です。

誰もが社会で働くときには、この「条件」や「規則」をルールとして理解して入社します。
しかし、会社を辞めていくときはどうでしょう? この「条件」や「規則」で辞めていく人は殆どいません。殆どの人が、「人間関係」で辞めていくのです。労働条件で入社し、人間関係で辞めていく、労働条件に関してはルールが整備されているけども、人間関係においてのルールは整備されていないのが現状です
例えば、楽しい職場にしようとすると「コミュニケーション」が非常に重要になってきます。これは、人と人とが関係性を構築しながら「お客様の要望に応える」を実現していく為に無くてはならない本質的なことであり、「核」とも言えるものです。
では、どのようなコミュニケーションをルールにすればいいのでしょうか?

人は楽しいこと、ワクワクすること、が大好きです。このような空間を本能的に求めています。そんな空間を作るには、楽しさを演出するルールが必要です!

ワクワクする職場のルール

その1 みんなも自分も、明るく元気よく「あいさつ」をする。
その2 みんなも自分も、気持ち良い「笑顔」で接する。
その3 みんなも自分も、相手を思う心「思いやり」を持つ。
その4 みんなも自分も、「ありがとう」の感謝の心を伝える。
その5 みんなも自分も、相手を「敬って」話を聞く。
ひとりは、みんなのために。
みんなは、ひとりのために。

 

なにやら、小学校の標語のように聞こえますけど、実はこの標語が一番シンプルで一番わかりやすい。企業は、社会的役割を担っていますから「理念を掲げて」という部分も必要ですし、それに向かって企業成長を進めるのも大切なことです。しかし、その企業の現場には「価値観の違う人たち」が集まって事を為すわけですから、自ずと、意見の食い違いがあったり、進め方や方法が違う、想いが違う、求めているものが違う、スピードも違う…と、違うことばかり蔓延しているのです。この「違い」を理解しているからこそ、「職場のルール」を掲げて、誰もが楽しくお仕事できる環境を、誰もが実践することで「環境を整える」ことが出来るのです。職場の環境を整えるのは、決して会社や経営者が整えるものではなく、実際の現場で働く人たち、一人一人が実行して出来上がるものなのでしょう。

 

条件③勝ち組の成長ループシステム

勝ち組の成長ループとは、一体どのようなものでしょう?

人が複数集まれば様々な問題が発生する事は、誰もが知っていますよね。それは、保育園や幼稚園、小学校、中学、高校、大学と進学する過程でも、誰もが経験したことはあるでしょうし、その最悪なものが「イジメ」だとすると、社会に出てからは「イジメ」は無いのでしょうか?
給湯室から聞こえてくる誰かの悪口、トイレでコソコソたむろする連中、昼食時に仲間外れにする職場環境、トップダウンで出来上がる派閥、アルバイト・パート・派遣という立場で人を判断する風習、お前のために言ってやっているというパワハラ、SNSのグループで悪口が盛り上がる共通の「ターゲット」、先輩という立場で部下に仕事を押し付ける・・・
これって、学生の頃と何にも変わってないですよね。何処かの強豪校と呼ばれる部活の影の部分と同じですよね。でも、強豪校でなくても進学校でなくても、こんな事ってあったりするんですよね。

でもこれって、「やる側」も「やられる側」もすごく孤独だと思うんです。
どちらも孤独…
では、この「孤独感」はどこで生まれるのか?
孤独感が生まれるのは、間違いなくその場所!職場です。新たにメンバーが加わったとき「受け入れる環境」を用意できているか?が大切です。新しく入った人は、何もかも「わからない」事だらけ… これは誰もが経験している事すごくストレスだし、緊張するし、何処に立っていれば良いのかさえ分からない、一日の流れも知らない、この状態は容易に想像できるのに、職場として最善の策を準備しているか?
新人さんの「教育係」を決めているか?
仕事のフローチャートが用意されているか?
仕事の習得プログラムやカリキュラムが用意されているか?
見て覚える、やって覚える、教えて覚える、3ステップがあるか?
以上のような、業務に関しての受け入れ準備は出来ている企業は多いかもしれませんが、実は仕事以外での準備はどうでしょうか?通勤に関すること、服装に関すること、昼食のこと、休憩のこと、終業のこと、連絡のこと、一見、仕事とは少し離れた部分かもしれませんが、これらの時間帯での小さな孤独が、やがて大きな孤独感を生み出してしまうのです。孤独感を生み出すのは、職場の環境にある訳ですから、元々いる社員が作り出した環境である事は間違いありません。このような会社は、常に離職率が高く、企業業績も良くありません。

著しく成長を続ける企業とは、実際の職場で働く仲間を大切にする空間づくりや環境づくりのノウハウを持っています。

その原則となるのが、「相手が喜ぶこと」をする。この一言に尽きるでしょう。

成長ループとは、常に相手が喜ぶことをする。あいさつも美化運動もクオリティも労働環境もレクレーションもすべてが一緒に働く仲間が喜ぶことを行う。職場の全員が、常に相手が喜ぶことを考え、行動するなら、社内に「不協和音」なんて起きることはありません。もちろん人間ですから「感情だけが先走ってしまい」相手に不快な思いをさせてしまう事もあるかも知れませんが、お互いがしっかり話をする事で、同じ失敗を繰り返さなくなりますし、その失敗を周りの仲間と共有することで、共に成長していくことが出来るのです。問題が発生しているときに、「見て見ぬふり」するのではなく、その問題に対して真摯に向き合う。常に自分事と捉える。
職場とは、常に一人一人が活躍する場であり、称賛される場であります。この神聖なる場所を、自分たちで汚す必要はないと考えるのはおかしな事だろうか?太古の昔から言われている事ですが、組織とは、外部によって崩壊されるのではありません。いつの時代も、常に内部から崩壊するのです。

 

条件④成長のために失敗をさせてくれる上司がいる

業績の良い会社の上司ほど部下に対して、「失敗しろ」「早く失敗しろ」と言います。
なぜ、上司はそのような事を言うのでしょうか?
上司は、部下がこれから経験することを先に経験してきた人ですね。その上司は、たくさんの失敗を重ねてきました。その失敗は、認められた失敗もあれば、認められなった失敗もあります。そして、恥ずかしい失敗もあります。それらの経験は、上司本人が自分で経験したことです。経験に勝るものは無い訳ですから、経験を積むということ、即ち「失敗」を重ねるという事は、最強メソッドなのですね。では、上司は失敗から何を学んだのでしょうか?

ベスト5の発表です。

5位 気配りが出来ていなかった
4位 めんどくさくてサボってしまった
3位 会社のルールを破った
2位 自分勝手な行動をした
1位 報告・連絡・相談をしなかった

いかがでしょうか?皆さん、思い当たる節はないでしょうか?
誰にでも、一つや二つ経験あると思います。
そうなんです!上司も同じような経験をしてきて「失敗」しているんです。決められたルールを守らない!その結果「失敗」してきた。上司からしたら、部下は子供のような存在です。どこで「つまずく」のか分かってしまう。
コケると痛いことを知っている上司は怪我をしないように先回りして、コケないようにサポートする。しかし、部下はサポートして貰っている事をそもそも知らない…だから、上司に仕事を教えて貰ったり、サポートして貰ったりしていても知らないから「感謝の心が芽生えない」それに、自分のやり方が間違っている事に気づかないから、部下は常に間違った方法で進めてしまう。結果として、上司は自分の仕事にプラスして部下のフォローまでやる事になる。
こうすることで、一見は上手く行っているように見えるのだろう…問題が露出していないから!しかし、残念なことにこれでは、部下一向に育たない…育たないばかりか、能力を発揮することすらしなくなるので、マイナス的な考えを持って生きることになる。適当に考え、適当に動き、適当な結果で、適当な生活、そして、上手く行かない時は常に誰かのせいにして生きる!このような心の状態の人が、他人の役に立とうなんて気持ちを持てる筈もなく残念なことですが、何かに依存した生き方を選んで「会社を恨む」これは、社内において非常に損失な訳でして企業としての継続的発展を阻害すものでしかありません。
部下には、大きな失敗にならない程度「失敗を経験」させることで、成長を促し、それらをコントロールする事で、上司としての経験も積んでいく、この上司と部下の関係性を認める文化を創り出している企業が、持続的な発展を遂げている企業ではないでしょうか。

 

 条件⑤社員満足度No.1の作り方

社員満足度ってなんでしょう・・・
社員の人たちの満足するものとは?

年収が多いか少ないか?
ボーナスが高いか安いか?
休暇がたくさんあるか少ないか?
昇進できるかできないか?
仕事の内容が簡単か複雑か?

実は、記したような多いか少ないかのような単純ではないことが証明されています!例えば、年収を取り上げてみよう。実際、我々がおこなった実験データを基に説明しますが、ある、プラステック成型会社での仕事で同じ単純作業なのに、給料の提示額を二つ提示したところ、年齢や性別、経験に関係なく、大多数が選ぶのは決まって低い金額を選ぶ。という事実。同じように、ボーナスが多いか少ないか?誰しも、多いほうが良いに決まっている。しかし、無理してボーナスを多く支払うより、会社が長く存続してくれる方が良いので、少なくても良いという事を言うスタッフもいます。働く人たちにとって、金銭的収入は非常に大切なことではありますが、必ずしも金銭的なことが優先というわけでは無いと感じます。休暇も昇進も簡単かどうか?なんかよりも仕事に対して「重要視」する事は、実は人間関係。どんなに大変な仕事であっても、一緒に働く仲間がいること、そして、その仲間の一員だという事が感じられる、責任ある自分のポジションや役目・役割があること。先ほど書いたこととは違う部分を多くの社員たちは重要視していました。事実、社員満足度の調査で常にトップにあるのは、「人間関係」がトップという事実。この事を、経営者はどう受け止めるか?社員が気持ちよく働くことで、パフォーマンスに影響が出ることは、誰でも解る事なのに、「管理」という名のもと、人を「監視」することとはき違えている事は無いでしょうか?「経営者、経営幹部」と「労働者」という構図を作り出していませんか?今や、労働者と言えば、社員・準社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトと雇用の形態、すなわち「働き方」も多様性をきわめています。当然、一人一人の優先順位が違って当然だし、この価値観の違う人たちが集まった時に、社会に対して、自分自身が如何に役立つ存在になるのか?自分たちの会社の存在価値をどう高めていくのか?我々はここにフォーカスして、職場の環境を整えることが社員満足度を上げることが出来ると考えます。実際、そのような取り組みをしている企業をご紹介いたします。

コンディショニング(調整)の効果

大阪にある会社、社員数13名アルバイト30名、社員は、全員が飲食店の運営に携わっている。この会社、社員のまとまり感の無さがあり、イマイチ業績が伸び悩んでいる。社長自らが現場に入り色々取り組んでみたが、目立った効果は得られなかった。
そこで、私たちに白羽の矢が立ったのだが、先ずは、社長自身の想いからヒアリングを始めるというところから外部調整役(コンディショニング)をスタート。
結果、この会社は経営者の考える方向性と個々の人生の目標とがリンクする社員が増え、同じ方向を向き仕事をすすめることが出来るようになった結果、業績アップ、新規事業構築、離職率が下がるという結果につながりました。
このようになるまでには、正直にお話しますが、沢山の人が入れ替わりました。でもそれは、必然だと考えています。経営者が考える企業成長路線に共感する者は残るだろうし、そうでないものは期限を決めて退職していくのです。でも、それは、双方ともに有益なことです。無理やり、価値観の合わない職場で「ただただ、我慢しながらする仕事に想いや情熱は入らないでしょうし、それは顧客とって非常に失礼なことでもある」そんな仕事をしている社員自身が楽しくないでしょうし。
仕事は、常にワクワクし、楽しい感情が生まれる場所だと思います。でないと、「もっと良くする!こうしたら良くなる!」といった創意工夫が生まれてこなくなります。仕事の醍醐味は、何といってもこの創意工夫の連続です。常に向上心を持ち、昨日より今日!今日より明日!と進化し続けること。それを、一人で孤軍奮闘するのではなく、仲間とともに「難題にもチャレンジ」し、成果に結びつける。その最高の成果が、お客様からの「ありがとう」であったり、お支払い頂く、「対価」であったりします。その活動そのものが、地域を支え、一人一人の活動そのものが、「誰かの役に立っている」経済の循環ということです。本来、仕事や職場とは、そのような「好循環」の位置づけにあり、決して「悪循環の元」なんかではない筈だったのですが、社内を見れば「人間関係は冷え込み」「誰かが誰かを助けようとしない」「見て見ぬふり」「大きい声と圧力」が支配している職場、こんな職場で社員一人一人が最大限のパフォーマンスを発揮出来る訳がありません。
このような職場の状況を「本来あるべき姿」へと、環境を整え、人間関係を整え、成長路線を理解した職場へと、変化させるのが、社内、職場での外部調整役(コンディショニング)という仕事であります。社内では、上司に言われても「スッ」と聞けないことでも、我々のような第三者が客観的に話をすることで、肩の力を抜いたコミュニケーションを構築することが出来るのです。社内では、「言うべきこと言う」環境を整え、職場では、「温かい思いやりの精神」を育み、会社と共に成長する自分をイメージした集団が、「社長の会社」から「自分の会社」となり、自分の責任と役割りを意識した仕事に取り組むようになります。
このような会社における発言や会話は、非常に前向きな言葉がたくさん発せられるように変化します。
自ずと、社内や職場の雰囲気も良くなるし、会社全体の「氣」が良くなります。
そのような場所には人が集まるし、集まった人がまた違う人を連れてくるようになります。
人は、楽しさを感じる場所が好きだから…
そんな「場」があなたの会社だったら、想像するだけでにやけちゃいますよね。

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